その昔、まだ大相撲が隆盛だった頃・・・
千秋楽、優勝力士の表彰式で毎回大いに盛り上がる場面がありました。
私と同じ世代か、それ以上の方々は懐かしく思いますかもしれませんが
覚えていらっしゃいますか?(40代後半~50代以上の壮年層の皆さん)
パンナム(パンアメリカン航空)は1950年代から幕内最高優勝力士に対して「パンアメリカン航空賞」を授与していたのですが、1961年5月場所から前任者の後を継ぐ形で登場しだしたのが、デビッド・ジョーンズ さんでした。
紋付き袴の和装の出で立ちの外国人が土俵に上がって「ヒョ~ショ~ジョ~」と戯けたような雰囲気で賞状を読み上げると、退屈していた観客から拍手喝采を浴びそれ以来、開催場所の地方の方言を交えたり、受け狙い?の読み間違いやたどたどしい日本語での噛みフリーズ、40㎏超のトロフィーをよろけながら力士へ渡したりとハラハラドキドキの自己演出を重ねていき、いつしか千秋楽の名物セレモニーとして定着していきました。