写真のプロである私たちの厳しい要望に対応。
宝物のような印刷会社であるアルプスPPS
墨田区本所。東京スカイツリーが望めるこの地で、商品撮影サービスを営む「商品撮影館」の山田愛美さんに、アルプスPPSとの取引のきっかけや今後期待することなど伺いました。
- 代表者
- 高木大輔(APA:(公)日本広告写真家協会会員、JAGDA:(公)日本グラフィックデザイナー協会会員)
- 設立
- 1986年
- URL
- http://www.satsueikan.com/
- 事業内容
-
各種商業写真撮影~画像処理
カタログ・パンフレット・会社案内などの印刷物の企画・制作
プロが撮影した美しい商品写真を手軽に 創業30年を迎えた商品写真撮影の専門家
当社は創業30年になる商品写真撮影の専門会社です。宝飾品や化粧品、精密部品といった小物から、メニュー用の食品撮影、家具や機械など大型商品まで、あらゆる商品の撮影に対応しています。また社内にスタジオを完備しており、大量の商品撮影も請け負っています。プロフェッショナルによる美しい商品写真を手軽に、そしてスピーディーにお届けすることをモットーにしています。
ご要望に応じて、出張撮影も行なっており、建築物やオフィス、住宅、機械設備、あるいは代表者様をはじめとしたスタッフ、店舗の内装、展示会や学会セミナーの記録写真、そして取材写真といった撮影にカメラマンを派遣することもあります。
撮影した画像データを補正や加工を施して、お渡しすることで完了となるケースもあれば、カタログや会社案内といった形で印刷物としてお届けすることもあります。その際にアルプスPPSさんへ印刷や製本をお願いしています。
写真のプロの私たちからの細かいオーダーや厳しい条件にも柔軟に対応してくれる
私たちは写真のプロですから、どうしても印刷の仕上がりに強いこだわりがあります。撮影時に意図した色がきちんと表現されているか、色調がくずれて指定した色とは違う色が出ていないか、色ムラはないかなど、印刷会社から届く印刷物の品質には常に細心の注意を払っています。もちろん高い印刷代を出せば、時間をかけて、調整もできるのでしょうが、限られた予算と迫る納期と戦いながら、お客様に納得していただけるカタログや冊子を作っていく必要があります。そのため、安心してお願いできる印刷会社を以前から探していました。
アルプスPPSさんとの関係は、親会社の東京堂印刷さんとの取引があったことから、スタートしたと記憶しています。最初は簡単な印刷物をお願いし、仕上がりが良かったため、徐々に依頼を増やしていくことになりました。
印刷の品質はもちろんですが、印刷用のデータを渡せば、製本までやっていただけるのも魅力のひとつでした。古い話ですが、アルプスPPSさんとの取引がはじまった当時は、用紙会社や製版会社、版下会社、そして製本会社など、印刷物として完成するまでの工程を複数の会社が分業して担当するのが一般的でした。したがって、私たちはひとつの工程が終わるたびに、それを持って次の会社に依頼する必要がありました。その点、アルプスPPSさんにお願いをすれば、印刷物となって届きます。いちいち私たちが駆けずり回る手間がなくなったわけです。
また、紙の在庫をたくさん持っていらっしゃったのも、発注を増やした要因でした。安い時期に大量に購入しておけば、その分、コストの削減にもなります。指定したい紙の在庫がないケースでも、すぐに調達してくれるなど、きめ細かい対応にも感銘を受けました。
気づけば、お客さんから特殊な加工の依頼や、通常の判型と異なる印刷物の注文があるたびに、アルプスPPSさんに相談するようになっていました。私たちにとって意外に難しい依頼のひとつに再版印刷があります。以前、制作したカタログなどを、前回通り印刷してほしいというオーダーで、簡単に思われるかもしれませんが、インクの配合を調整してもらって希望の色で印刷していたケースがあります。
こうした再版印刷を別の印刷会社に引き継ぐのは非常にリスクが高いのですが、当時の職人さんが辞めてしまっていたり、廃業したりという場合にはアルプスPPSさんにお願いしました。印刷所を変えると、同じ色を再現できないことも多いのですが、何度も色味をチェックしてくれ、こちらが印刷現場にお邪魔する許可を出してくれ、細かい調整を聞いていただきました。印刷通販の枠を超えたサービスは大変ありがたかったです。
印刷前に送られてくるデータで間違いがないか、最終確認ができる安心感
以前、とある銀食器メーカーさんのカタログを受注したときのことです。スプーンやフォークを扱う会社から依頼だったのですが、こうした銀食器は撮影も難易度が高く、人や周囲の景色が写り込んでしまいます。また明るさや光の当たり方によって、微妙に色合いが変化するため、印刷も繊細な作業が必要でした。
弊社にあるプリンターで見本刷りを出力して、それと色味を合わせることで、なんとか忠実に再現できた思い出があります。
アルプスPPSさんの印刷前のWEB校正サービスも気に入っています。入稿した印刷用のデータを、印刷の直前にパソコン上で確認ができるというものです。アルプスPPSさんのホームページにマイページができ、そこにアップロードされます。この印刷用データを見ながら、最終チェックができるというものです。誤字や脱字には注意しているつもりなのですが、見落としてしまう可能性もあります。とくに修正箇所が多いと、うっかり修正が抜けてしまうことがあります。ホームページなどとは違い、印刷物の場合、あとから修正ができません。だから、いつもハラハラしながら、印刷を待つことになりますが、そのストレスがなくなります。
冊子印刷や封筒印刷など新しい印刷物にも柔軟に対応 ずっと付き合いを続けていきたい
すでにいろいろと融通してもらい、無理なお願いをしているので、とくにありません。冊子印刷にはじまり、封筒印刷、パネル印刷など新しい印刷物にも応えてもらっていますので十分、満足しています。さらに信頼関係を築いて、快適に作業してもらえるような発注を心がけたいと思います。