圧倒的なインパクトのある事例冊子にこだわり続けるため、
アルプスPPSへ印刷を依頼した理由とは
ガーデン・エクステリア専門店「癒樹工房」は、庭や門、外壁といったエクステリアの設計から施工までを手がけていますが、「工事は月5件のみ」「営業マンを置かない」など独特の経営方針をとっています。それでも依頼が絶えない秘密は、アルプスPPSが印刷を担当し、希望者に配布している分厚い事例集をはじめとした無料の冊子にあると言います。
- 会社名
- 株式会社 癒樹工房
- 設立
- 2002年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 杉崎 学
- URL
- https://www.yu-kikobo.com/
- 事業内容
- エクステリア/外構(外溝)/ガーデン/ガーデンリフォームのデザイン/設計・施工/店舗・マンション・アパート・商業施設のエクステリア/外構リフォームのデザイン/設計施工
独特の営業スタイルで急成長するガーデン・エクステリアの専門店
住宅を建てるとき敷地内には、家と“その他”が存在します。その他とは、庭や外壁、門、ガレージなど家以外のすべてのことを指します。エクステリアと総称されますが、住み心地の良さやデザインにこだわり仕様や設計を決めていく家と比べると、後回しになりがちではないでしょうか?思い通りのエクステリアにしたいと思ってもどこに依頼をすれば良いのかわからず、また各社の違いがわかりづらいといった問題もあると思います。
そこで安心して依頼できるような高品質のガーデン・エクステリア「ブランド」を作りたいと思い癒樹工房を立ち上げました。事業を進めるにあたって前職で、住宅販売の営業をしていた頃の苦い記憶が頭をよぎりました。お客様との商談では説明事項が多いため、一方的にこちらが話を進め説得しているような雰囲気になってしまうことがありました。
「どうしたら退屈さを感じさせず、お客様に情報を受け取ってもらえるのだろう?」「より正しい知識が伝わるのだろう?」
そんなことを考えたとき思いついたのが、営業マンを置かず弊社のサービスに関心を持ってくださったお客様のもとに無料で冊子を届けるという手法でした。豊富な施工事例や弊社の強み、あらかじめ知っておいていただきたいエクステリア施工の知識などを冊子にまとめ、自宅でゆっくり見てもらうようにしたわけです。そして、弊社の特徴や強みをご理解いただいた上で来店をお願いすることで、すぐに具体的なプランニングやご希望について話を進めていくことができます。この事例集やその他の冊子も含めて印刷をアルプスPPSさんにお願いしています。
施工事例集の厚さが年々増し、オンデマンド印刷の限界を超える
設計や施工を手がけた事例を一冊にまとめてお客様にお送りするというアイディアは、創業間もない時期から持っていました。ただ、当時はまだ施工事例が多くなかったこともあり自分たちでプリントしたものをファイルに入れ、それを発送していました。次第に施工事例が増え、自作する作業に限界を感じたことから印刷・製本を外部にお願いすることになったのですが、はじめはアルプスPPSさんとは別の印刷会社に依頼していました。
ところがすぐにその印刷会社さんでは対応できなくなってしまったのです。理由は冊子が厚くなりすぎたからです。私はできるだけ多くの事例を見ていただくことにこだわっていました。豊富な写真を見ていただくことで、弊社に依頼したらこんなエクステリアになるのだと完成した姿をイメージしてもらえます。
また多様な事例から「うちの庭もこんな風にしたい」と参考事例を選んでいただくカタログとしての役割もあります。さらに、無料で分厚い冊子が届くというインパクトも重視していました。したがって冊子の厚さは譲れない点でしたが、オンデマンドの印刷会社の技術やサービスの限界を超えてしまいました。ちなみに最新版の施工事例集のページ数は606ページ。厚さにして4センチ弱はあるのではないでしょうか。
印刷会社を変える必要に迫られた私はアルプスPPSさんを知り、会いに行きました。分厚い冊子を持ち込んで、対応された方に「ノリの強度が足りず、いくつかのページが落丁してしまう問題を解決したい」と熱弁をふるっていました。それがアルプスPPSさんとの出会いです。
どうすれば思い通りに仕上がるのか?印刷のプロによるアドバイスに満足
アルプスPPSさん以外の印刷会社さんと取引をして学んだのは、こちらがすべてを指示しなければ思っていた印刷物は上がってこないということです。とくにネットの印刷サービスの場合、イメージと違う仕上がりになったとしてもほとんどの場合、発注側の責任になります。印刷会社さんは、あくまでこちらで用意したデータを使って依頼通りに印刷したというスタンスです。
でも、私たちは印刷の素人なので印刷をしてみるまでどうなるかわかりません。こんな冊子を作りたいという完成形のイメージを持っていたとしても、それをどうすれば実現できるのかなんて知りません。またデザインや仕様に関してもどうすれば見やすくなるのか、行間や色、紙に対する知識がまったくありませんでした。そのため、悔しい思いをすることもありました。
その点、アルプスPPSさんの対応は違いました。「こちらの紙の方が印刷に適していますよ」「その仕様ではこんなトラブルが起きるかもしれません」などと印刷のプロとしてアドバイスをしていただき、思いどおりに仕上がるよう導いてくださいました。
先日も、書店で手触りがよく高級感のある書籍を見つけ、「冊子の表紙をこれと同じ加工にしてほしい」と現物を送らせてもらったのですが、同じ仕上げにしてくれました。しかも試作品まで作ってくれたのです。こうした対応にはとても満足しています。
印刷物を効果的に広告活用するには?そのノウハウを提供していただきたい。
二つ要望があります。一つ目は印刷にまつわることですが、現在冊子を入れるレターパックは別の印刷会社にお願いしているのですが、可能ならこれもあわせて印刷してほしいですね。そうなれば一括して発注できるので、うちも管理が楽になります。
二つ目は印刷のことではないのですが、アルプスPPSさんでは弊社の制作物以外にも、さまざまな印刷物を作っていらっしゃると思います。そういう意味では、広告ツールやPR冊子に対するノウハウや実績が豊富です。その知見やノウハウを生かして、たとえば「こういったターゲットにはこんな印刷物のサンプリングしてはどうですか?」「最近はこういうツールを制作するのがトレンドになっていますよ」といった具合に、コンサルティングしていただけないでしょうか?
また、印刷を通じてカメラマンやグラフィックデザイナーといったクリエイターや、さまざまな職種の方との接点を持っていると思います。そこでビジネスマッチングのような形で、人材を紹介する業界のハブ的な役割を担ってくれることを期待しています。