初めに~圧着はがき印刷とは?
圧着はがきの概念
圧着はがきとは一般的にポストカードサイズの紙に情報を印刷し、特殊な加工を施すことで表面が開かないようにしたツールのことを指します。この加工を「圧着」と呼びはがきの表面を固定し、情報が外部に漏れることなく配送できるようにします。
このように情報部分は圧着部分によって保護されるため、プライバシーを保ちつつ情報を配送できます。こういった特徴から多くの顧客を抱える企業に利用されています。
圧着はがきの特長は主に2つあります。
一つ目は、内容が外部から見えにくいという点です。はがき中面ががニスで圧着されているため意図的に剝がさない限り、中の情報が漏れることはほとんどありません。このため、個人情報や重要なビジネス情報を含む文書の送付にも適しています。
二つ目の特長は、コストパフォーマンスに優れていることです。通常の郵便料金と比較しても、掲載出来るボリュームが多くさらに各種の割引制度などもあるため、大量発送や定期的な送付に利用する際には特にその効果が大きくなります。
目次
1.ビジネスにおける圧着はがきの活用法
(1)情報発信に最適なツール
ビジネスでは、顧客とのコミュニケーション確立の一環として新製品の紹介やイベントのお知らせなど、様々な情報を発信することが必要ですが、圧着はがきはそういった情報発信に有効なツールと言えます。
有効なツールと言える理由は3つです。
1.リーチの確実性・・・確実に郵便受けに投函されるため、不特定多数へのリーチでなく特定の顧客に絞ったアプローチが可能。
2.高い開封率・・・チラシや様々な広告などと比較しても、圧着はがきという時点で「何か自分にとって重要な情報である」と認識され開封率が非常に高いです。
3.情報量の柔軟さ・・・圧着はがきは最低でも4面デザイン出来るので、様々な量の情報を掲載しやすいといえます。
これらの特徴を上手く生かす事によって、ビジネス拡大に繋げる事が出来ます。
(2)顧客へのアフターサービスとして利用
圧着はがきは、ビジネスにおけるアフターサービスとしても役立ちます。
例えば購入後の製品使用方法やサービス詳細を記載した取扱説明書、お客様感謝のメッセージ、次回購入時の割引クーポンなどを送ることが可能です。これにより、顧客満足度の向上とリピート率の向上に繋がります。
定期的に顧客と接点を持ち続ける事で、顧客との関係性を深化させLTVの最大化をめざしましょう。
【表2】 圧着はがき活用例
利用内容 | 効果 |
---|---|
製品使用方法の通知 | 顧客満足度向上 |
感謝メッセージの送付 | 顧客ロイヤリティの強化 |
割引クーポンの配布 | リピート率向上 |
(3)新商品やサービスの宣伝に
新商品やサービスを宣伝する際にも、圧着はがきは非常に有効です。メールマーケティングと比較すると圧着はがきは具体的な情報を手に取る形で提供でき、顧客の目に止まりやすいという特長を持っています。
例えば、新商品の詳細情報と共に割引クーポンを印刷した圧着はがきを顧客に郵送する。新たなサービスを開始する際には、その特徴や利用方法を掲載したQRコードを付けて、WEBサイトへ誘導する。あるいは一定期間のキャンペーンなど、期間限定の情報を伝えるといった利用方法もあります。
特に期間限定のクーポンなどは、来店促進にあたって非常に強力なツールとなります!メールやSNSで配信するよりも、紙で物理的にクーポンとして届くと顧客は自分を重視してくれていると感じます。
デジタル化が進んでいる時代だからこそ、あえての紙は顧客に刺さりやすいとも言えますね。このように、圧着はがきは新商品やサービスの宣伝ツールとして、ビジネスチャンスを広げる有効な手段となります。
2.圧着はがきのコスト削減のポイント
(1)大量発送による割引
圧着はがきでは、大量発送がコスト削減の一つのポイントとなります。多くの郵便事業者は一定量以上の発送に対して、割引制度を設けています。
例えば、日本郵便では、一度に200枚以上のはがきを発送すると、1枚あたりの料金が安くなる「量販割引」を利用できます。これにより、大量のクライアントに同一の情報を発信する際でも、コストを抑えることが可能です。
【表1】
発送枚数 | 割引率 |
---|---|
200枚~499枚 | 5% |
500枚以上 | 10% |
上記表は一例ですが、ビジネスにおいては大量発送が一般的なため、このような割引制度を活用することで、かなりのコスト削減が見込めます。
(2)デザインの工夫で印刷費用を抑える
圧着はがきの印刷費用は、デザインによって大きく変わります。全面にカラー印刷を行うと費用が高くなるので、必要な部分だけをカラーにする、またはモノクロでの印刷を考慮しましょう。
また、使用するインクの種類や量も費用に影響します。例えば、特殊な色やメタリックインクは一般のインクに比べて高価です。このような要素を最小限に抑えることで、印刷費用を削減できます。
さらに、デザインのシンプルさも重要です。情報過多は顧客の混乱を招きますので、伝えたい要点を明瞭に表現することを心掛けましょう。それにより、見やすさと理解度が向上し、かつ印刷費用も抑えられます。
以上の工夫により、効率的に印刷費用を抑えることが可能です。
(3)情報量をコントロールし、郵送費を抑制
圧着はがきの郵送料は、重さとサイズによって異なります。そのため、情報量をコントロールすることで、郵送費を抑制することが可能です。
はがきの表面に印刷する情報は、必要最小限に抑え、重要なポイントをまとめることが大切です。また、裏面を利用することで情報を分散させ、表面のデザインをスッキリさせることも可能です。
このように、情報量を適切にコントロールすることで、コストを抑制しつつ、効果的な情報発信が行えます。
3.まとめ
圧着はがきを利用したマーケティングでビジネスを拡大させましょう!
圧着はがきはコストパフォーマンスに優れ、開封しない限り中身が分からないという特性から開封率も高くなります。
またメルマガのようにデジタル情報としてではなく、実際に印刷物として手に取る形での情報提供が可能で、来店動動づくり、リピート機会創出、あるいはライフステージに合わせたプレゼントクーポンなど様々な用途へ利用できます。
既に圧着はがきDMを利用して成功を収めたマーケティング施策を下記で取り上げています。こちらも参考にしながら、是非圧着はがきの上手な活用方法考えてみてください。
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