決め手は表紙
カタログやパンフレットなど販促ツールとして広く無料で頒布される冊子は、コストと機能性重視。
一方、記念誌・文集・企画書・報告書、はたまた見積書カバーなどのフォーマル向け冊子類の場合
ほんの少しでも高級感や品格の高さや信頼感あふれる雰囲気を演出したいもの…
しかし…どこをどうやって「コダワレバ」よいやら…まったく見当が付かない???という方は意外と多い。
そんな迷った時には、まず「表紙にこだわる」で行きましょう。
本も人間も「第一印象」の大切さは言わずもがな。
ビシッと格調高い雰囲気で、受取手に良い印象を与えることが出来れば、掴みはOKです!
本の第一印象を決める「表紙用紙の選定」
冊子は、内容や読者ターゲット・作者の個性などを勘案して、それぞれに合う装丁が施されます。
「装丁」とは書籍全体のデザイン・作り(造本設計)のことを表す言葉です。
本を家に例えると、表紙はその家の外観(エクステリア)にあたり、使われている素材や色や形
によって読み手・受け取り手のイメージを大きく左右します。また、その冊子の内容に寄り添った
雰囲気の紙であるかどうかも、優劣の大きなポイントの一つとなってきます。
オススメの用紙はコレだ!
用紙名 | 厚み | 色数 | 特徴 |
レザック66 | 130㎏/175㎏/215㎏/260㎏ | 50色 | カーフ(孔牛の皮)の皮しぼ模様 |
レザック75 | 90㎏/130㎏/175㎏ | 19色 | 仔山羊(キッド)の皮しぼ模様 |
レザック80ツムギ | 120㎏/170㎏/210㎏ | 50色 | 八丈白紬の肌をモチーフとした模様 |
レザック82ろうけつ | 100㎏/130㎏/175㎏/215㎏ | 13色 | ろうけつ染めを再現した模様 |
レザック96オリヒメ | 70㎏/100㎏/130㎏/175㎏ | 15色 | 岩手で生まれた自然な織り味の模様 |
高級感を演出してくれる表紙用紙でイチ押しの紙はレザックシリーズ(特殊東海製紙)です。
レザーライクという意味の合成語であるレザックシリーズは、カーフ(孔牛の皮)の皮しぼ模様を
モチーフにしたレザック66、仔山羊(キッド)の皮しぼを表現したレザック75、八丈島特有の
風土が生み出した八丈白紬の肌をモデルに日本の美意識を感じる質感と、平安朝の伝統色から
精選された優美な色合いや草木染の自然な趣を伝える深みのある色を持つレザック80ツムギ、
蝋のひび割れから染みた染料が味わいある柄を浮かび上がらせる、ろうけつ染めを再現した
レザック82ろうけつ、雪深い東北地方の岩手で生まれた自然な織り味を表現したざっくりとした
風合いと、アースカラー系の中間色が特長のレザック96オリヒメ。
肌触りや風合い、品格、それぞれの個性や味わいをさりげなく主張して、色のバリエーションも豊富。
俳句、短歌などの歌集、絵画の画集、公的な報告書、定款、議案書、規約、論文、抄録集、
マニュアル、ハンドブック、手帳、研修・セミナーテキスト、学習教材、記念誌…
目的や用途に応じて紙を選ぶ楽しさは、本作りの醍醐味でもあります。
レザック以外の表紙オススメ用紙
マーメイド:これも特種東海製紙さんの代表的な銘柄。
『人魚の住む海のさざ波』をイメージしているという、
波模様のエンボスが優しいファンシーペーパー。
60色以上の色のバリエーションがあり、冊子の個性を
引き立たせるようなコーディネートが可能。
NTほそおり:布エンボス。名前の通り細く織り込んだ
布模様のエンボスで、ランダムな格子模様だが流れ目
方向の模様が強い。
50色の豊富なカラー展開から選択可能。
ファーストヴィンテージ:針葉樹の未晒パルプ
と広葉樹の晒パルプ配合の原紙をベースに
使い込んだような色のファンシーペーパー。
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表紙と本文の紙の組み合わせも、冊子作りの重要なポイントです。
表紙はバッチリ決まったけれど、本文との釣り合いが取れていない…
あと一歩のところで一番もったいないパターンかもしれません。
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ベストなコーディネートを責任をもってご提案させて頂きます。
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