一番古い印刷物は我が国にある!

どもども!N2です。
実はこの前上司と話す機会があって、私の経歴?を話したんです。

さてここでクイズです!わたくしN2は(一応)大卒なのですが、いったい何を学んでいたでしょう!?

1.心理学
2.経済学
3.考古学専攻で主に奈良平安時代の遺跡を発掘していた

皆さんもうわかりましたね!?

そう・・・

3の考古学で遺跡発掘です(・o・

もちろん上司にも言われました。
「N2って何者なの・・・!?」
はい、自分でもよくわかってない自由人です。

そこから上司との話が弾み、古代の紙の話や和紙の話になりました。

そこで、N2の頭をフッとよぎる・・・・

一番古い印刷ってどんなものだろう?

調べに調べた結果・・・

なんと!日本に存在していました!スゲー!!!!

百万塔陀羅尼

その名も「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとう だらに)」といういかにも強そうな名前。
奈良時代の770年に印刷されたものらしいです。



なんで印刷されたかというと、「藤原仲麻呂の乱(恵美押勝の乱)」で、これは僧侶である道鏡を・・・(長くなるので止めます)
(※N2実は歴史能力検定2級持ってるよ、何でも聞いてください。)

百万塔陀羅尼は、延命や除災を願う「無垢浄光陀羅尼経(むくじょうこうだらにきょう)」という経文を印刷したものになります。


その印刷方法については、版木に経文を彫って印刷した木版説と、銅版に文字を鋳造して印刷した銅凸版説の二説があり、そのどちらであるかは現在にいたってもわかっていません。


764年に印刷を開始し、770年に完成。印刷された百万塔陀羅尼は実に100万巻にのぼり、157名の技術者が約6年の年月をかけたという国家プロジェクトだったそうです。

紙の素材はなにかは定かではないですが、日本に紙が伝わった当初、使われていた材料は「麻」でしたが、その後「コウゾ」や「ガンピ」などの植物も原料として使われるようになり、紙を抄く方法にも独自の改良が加えられ、日本オリジナルの“和紙”として発展していくこととなります。

いや~私もまさか世界最古の印刷物(年代がはっきり分かっているもの)が日本に存在しているなんて思ってもみなかったです!

ちなみに余談ですが、私が好きな古代書物は【金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)】です!

紫紙金字金光明最勝王経



今はわかりにくいですが、当時は紫色の紙に書かれていたそうです!
かなりイケイケですね。
紫色は、昔は高貴な色で位が上位の人が身にまとう衣装の色でした。現在でもその伝統は、はっきりと受け継がれており相撲の行司さんの衣装です。
行司になると神事では位が高い人しかまとえない紫色を装束や小物に使います。

今回は、まぁまぁまじめなブログになりました!(よかった)

和紙の話は、また違うブログでつづっているので、そちらもご覧くださいね!

ちなみにアルプスPPSでは個性豊かな紙を扱っています!
こだわりのある方、和紙を使いたい方、目立ちたい方・・・こちらの紙辞典をぜひ見てみてくださいね♪

それでは!N2でした!ばいばいっ!

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