商品生存率と会社生存率

ボンタンアメ

通勤電車で久し振りに目に留まる広告を発見!
昔懐かしいお菓子「ボンタンアメ」がつり革にぶら下がってるではないか?!
スイーツ百花繚乱の時代、今までよく生き残ってきたなぁ…と感慨深い思いに浸ります。
お菓子のバリエーションがまだまだ少なかった時代に、子供から大人(お年寄り)まで
幅広い世代に愛されていた素朴な甘味。
キャラメルのような、餅のような、今で言えばグミのような…オブラートに包まれている飴は
その見た目通り「謎のオブラート」に包まれています。
九州、四国など温暖な地域の特産物として人気の柑橘系の果物「文旦」(ボンタン)を
主原料として、植物性由来の水飴、もち米、砂糖を使用して作られた「求肥飴」は
飴を包んでいるオブラートも馬鈴薯とサツマイモのでん粉から作られていて、そのまま食せます。
文旦(ボンタン)の皮に含まれているナリンギンという成分には「抗酸化作用」
「アレルギー抑制作用」「過剰な食欲を抑える作用」などがあり、健康的な菓子の代表格。

大正13年から生き残る「ロングセラー商品」の凄さ

大正13年の製造・販売以来100年近くに亘り類似品の殆どない
オンリーワン商品のポジションを維持しつつ生き残ってるって
何気に凄いことです。
昔は今のようにコンビニなどが普及していない時代でしたが
JR(昔の国鉄)のKIOSKには必ず置いてあり
日本全国に販路を拡げていた隠れたベストセラー商品だったんです。
鹿児島を本拠とする「セイカ食品株式会社」さんの商品に対する
自信や愛着心が、本物の満足度を創出して長く万人に愛される
商品として生き残って来られたのでしょう。


5年後~10年後~20年後の会社・商品の生存率

総務省の統計によると
・5年後の会社の存続率  14.8%
・10年後の会社の存続率 6.8%
・20年後の会社の存続率 0.4%

という、とてもシビアな数字が並びます。
1,000社あった企業が、5年後には148社のみ、10年後には68社のみ、20年後には4社しか
生き残れない「弱肉強食」の生存競争の世界に、私たちは常に晒されているということです。
血道を上げて研究・開発された商品やサービスも、企業の生存競争以上に厳しい現実に
晒され淘汰され消滅しての繰り返し。会社組織の隆盛と取扱い商品・サービスの顧客満足度の
因果関係は、とても密接に比例しているように思えます。

生き残るための「良い商品・サービス」の創出と認知・ブランディングの浸透

企業が生き残るための戦略とは?
ボンタンアメのように幅広い年代層に息長く支持される
ような「ロングセラー商品」や「イチ押しサービス」の
開発、確固たるブランディングによるロイヤルカスタマー
の獲得…などなど驚くほど打つ手は限られています。
また、せっかく良い商品やサービスを持っていても世間に
十分認知されていなければ宝の持ち腐れでしかありません。
商品・サービスの開発と効果的な販促PRは表裏一体
でなければ意味をなさないということです…。

ブランドイメージを大切にするPRのお手伝い

貴社の「かけがえのない商品やサービス」を、どのようにして効果的に的確にターゲットへ訴求して
行くのか?今こそ真剣に考える時がやって来ています。
自社の商品やサービスを盛り込んだチラシやパンフレット・カタログは、本当にお客様の心に響く
クオリティーに達しているのか、今こそ見直しをしてみましょう。
大切な商品・サービスのストロングポイントがキチンと伝わるような色の再現性、格調高い仕上り
になっていなければ、いくら熱心にPRをしても購買者の心には刺さりません。
飲食関係であれば、食べたくなるような美味しそうな色で再現されているのか?
クルマであれば、その性能性や高級感を損ねない、デザイナーの意図が反映されているのか?
アパレルや宝飾品であれば、着たい・身につけたいという欲求を喚起できているのか?
たかが印刷・製本といえど、ただ色が付いているだけでは販売者の情熱は何も伝わりません。
目先の安さだけに惹かれて、大切なモノが失われてしまってはいませんか?
アルプスPPSは熟練の職人たちが心を込めて、常にお客様目線でかけがえのないPR商材を
製作し続けているプロ集団です。
お客様の心を引き込むような素晴らしいチラシ・パンフ・カタログ作りを、是非ともお任せ下さい!

この記事を書いた人

shinichiro haneda